先附
その日の海と山から、小さな器に季節を詰め込む。最初の一口で心を解く。
旬の食材が語る、この季節だけの味わい
雪解けの山から届く蕨や筍。甘みと苦みのバランスを活かした前菜と椀物。
清流で育った鮎の塩焼き。胡瓜や茄子を軽やかに仕立てた夏らしい一皿。
香り高い松茸を土瓶蒸しに。銀杏の風味を添えた秋の会席。
脂の乗った寒鰆の西京焼き。ごぼうや大根の煮物で体を温めるひととき。
八つの章で織りなす、静かな物語
その日の海と山から、小さな器に季節を詰め込む。最初の一口で心を解く。
出汁の深みを味わう。鰹と昆布の合わせ出汁に、旬の具を静かに沈める。
刺身は魚の命をそのまま伝える。目利きが選んだ今日の海の幸。
炭火で丁寧に。皮は香ばしく、身はふっくらと。季節の魚を主役に。
天ぷらは衣の薄さと素材の甘み。茶碗蒸しはふわっとした優しさ。
赤出汁とご飯。塩気と旨味を最後に確かめる、静かな締め。
私たちは「気づかれる前に気づく」ことを大切にしています。お客様が言葉にする前に、必要なものをそっと差し出す。押し付けがましくなく、でも決して欠かさない。
丸の内の喧騒を離れ、窓辺に座れば、街の灯りと静かな時間が重なる。心がほどけるまで、ゆっくりと。
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